MEN CIOTA/シオタ Baker Pants
PTLM-129サテンの織り方は通常朱子織(しゅすおり)と言います。
バックサテンは裏朱子織と呼ばれ生地の裏面がサテンの織り方になっているので裏面の光沢がある織物です。
耐久性もあるので、軍モノ系の定番素材としても多く使われてきた素材です。
バックサテンの特長は裏側の糸が長くわたる面が肌触りもよくツルツルとした触り心地、滑りの良さも特徴の1つです。
横糸が表側に多く出るので横糸の素材感が出やすく高密度×高打ち込みでも柔らかくソフトな風合いになる組織です。
この素材の開発にあたり最大のポイントはヨコ糸に使用するスビンコットンでどうこのオマージュさせて頂いた製品の様な味のあるムラ糸を再現出来るかと言う事でした。
ムラ糸やスラブ糸は通常既存に多くありますが、特に太番手は繊維長の短い綿や落ち綿と言われる綿を使用します。
しかし今回はスビンコットン100%の綿から別注で糸を引いています。
独自のムラ感も再現するには詳細の設定が難しく試作として糸を紡績する際にも何回かの調整を経てようやく糸が出来てきました。
経糸20/1、横糸スビン ムラ糸8/1は素晴らしい質感となりました。
こちらも加工はスビンコットンの風合を活かす為、よけいな樹脂はあえて使用しない、レギュラー加工です。
洗えば洗う程風合は良くなっていくと共に、エレガントで質実剛健、経年変化も楽しめる素材となりました。
デザインはアメリカ軍の70年代からでドーナツのような通称UFOボタン。アウト、インシームはWステッチ、ウェストサイドアジャスタータブは無く
シルエットは裾のほうに向かって、ややテーパードになっています。
3ウエスト74㎝、レングス73㎝、ワタリ31㎝、裾幅20.5㎝)
4(ウエスト78㎝、レングス75㎝、ワタリ32㎝、裾幅21㎝)
5(ウエスト82㎝、レングス77㎝、ワタリ33㎝、裾幅21.5㎝)
6(ウエスト86㎝、レングス79㎝、ワタリ34㎝、裾幅22㎝)